1956年のモノクロ映画。8歳の少女がとある理由から同級生を殺害、まさか自分の娘が…と苦悩する母親、というストーリー。
ざっくりしすぎだけどネタバレなしであらすじを書くのが難しい。カーテンコールまで含めたラストがかなり好みでした。
内容は衝撃的だけどいわゆる残虐シーンみたいなのは一切なくて、それがその時代の映画的制約なのかあえてなのかは分からないけど想像力が働いてよりこわくて効果的だった。絶叫のなか流れる朗らかなピアノに鳥肌がたった。
肝心の同級生は名前しか出てこないしほぼ家の中での会話劇。にもかかわらず次どうなるんだろうと多分こうだろうなの予測に対する期待の持たせ方がうますぎない?とおもう。
何よりこの少女が本当に可愛くて頭が回って外面が良くて生意気で、でも子供の域を出ていないのがすごくいい。ふつうにボロボロ粗が出るしそれを隠すために必死になって墓穴を掘ったりする。であのラスト。
リメイクもされてるようだし似たようなストーリーの映画はいくつか見てるんだけど、なんか久しぶりに残りかたがすごい、人に話したくなる映画を見たなと。
でも最後にしっかりラストシーンのネタバレはしないでねの字幕まで出るので言えない。
みたいなとこも含めてなんかいい。内容もタイトルも悪だけど。
ちなみにこのタイトルにも二重の意味があって伏線になってて最高でした。
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